切り始める前の下準備
まず机を片付けます。飲み物が近くにないことを確認してはじめましょう。
印刷した画像を見て、線が印刷で潰れたりしていないかを確認します。次に黒い紙と印刷した画像をホチキスで固定します。4隅だけで大丈夫です。この段階では白い台紙、のり、定規は使いませんので横によけておいてください。長い作業になりますので、気長にやることが重要となります。
切り絵の基本
切り絵は基本的に、画像の白い部分を切り取って作ります。黒い紙と一緒に切っているので、黒い紙も同じように切れます。白い台紙の上にその切れた黒い紙を乗せて貼り付けることで、切り絵が完成します。アートナイフの持ち方は刃が常に自分の方を向くようにし、普通刃の角度を変えずに紙を動かして切ります。そのほうがより安全に、正確に切ることができるからです。
どこから切ればいいの?
黒い紙と印刷した紙をホチキスで止めたら、いよいよ切りはじめましょう。アニメ・キャラ切り絵をする時の基本として、なるべく画像の中心、より細かいところから切りはじめます。もし外側から切っていって、途中で黒い紙と画像の間の隙間でズレが生まれたとします。外側から切っていくとそのズレがどんどん内側にしわ寄せされていき、最後に顔をやる時にズレが集まって大変なことになるからです。(筆者も一回やりました)ズレのせいで作品が台無しになることもあります。しかし、内側から切っていけばズレがどんどん外側に寄っていき外に逃がすことができます。ズレを生まないように気をつけて切るのが一番ですが、万が一のこともあるので内側から切りましょう。具体的に言うと、そのキャラクターの目の瞳の中から手をつけるのがおすすめです。顔の完成度でその作品のかっこよさ、かわいさが決まるといってもいいくらいなので、一番シワを作りたくない場所から切るのが一番安全だからです。また、瞳周辺は細かい部分が多いので集中している初めの方にやったほうがいいということも理由の一つと言えます。
瞳の切り方
キャラはそれぞれ違った瞳を持っています。瞳はイラストを書いたイラストレーターさん、漫画家さんによってかなり違ってきますが、そのそれぞれ違った瞳の切り方を解説します。
①白い部分を見てみよう
瞳には主に瞳孔の部分に白い光の反射がよくあります。例えば、これ。
レムです。
この画像を切り絵にするとして、レムの瞳を見てみてください。
画質が悪くて申し訳ありません。
この部分が瞳の中の光の反射の部分です。この部分は明らかな白なので、細かいですが切ってみましょう。
問題はここからです。
瞳には光の反射だけでなく、色々な色が使われておりどこをどう切ればわからなくなってしまうことがあると思います。レムの場合、
この様に何通りかの切り方ができてしまうと思います。中心の黒いのは目の焦点を決めるものなので、多少無理矢理でも残しておきましょう。これら2つの瞳の切り方に、どちらが正しい切り方と言うものはありません。切り絵をする人の好みで決めていいです。ちなみにレムの場合、左側と右側の切り方を比較すると
このくらいの差になります。どちらがいいかは切る人の好みで決めましょう。
まとめとして、
1. 画像と黒い紙をホチキスで止める
2. 切りはじめは瞳から。瞳の形は好みで決めましょう
3. そのあと顔、髪、服と移っていく
になります。
瞳が切れたら、次はパーツに移っていきましょう。
Reference
Amazon.co.jp. (2018). [online] Available at: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%91-COSPA-Re-%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E7%95%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%94%9F%E6%B4%BB/dp/B01IP6WVFM [Accessed 6 Nov. 2018].
#切り絵 #アニメ切り絵 #キャラクター切り絵
Comments